私たちが食べる「お肉」はどうやってできるのか?

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いつもご覧頂きありがとうございます!
うまいものダイニング大志麻オーナー見習いです。

突然ですが、皆さん「お肉」は好きですか?
お肉は食べると元気が出るし、食のバランスを取る上で欠かせないたんぱく源でもあります。


当店も焼肉&しゃぶしゃぶをメインにご提供しているので
美味しいお肉は欠かせません。

ではそんな「お肉」がどうやって自分の元に届くのか、皆さんご存じでしょうか?

「農場で育てられている牛や豚がお肉に加工されて…」
とざっくりした説明はできると思います。
ですが実際の流れを説明できる方は少ないのではないでしょうか?

この記事では…

・お肉がどうやってできるのか興味のある方
・お肉について学びたい方
・食肉業界に興味のある方

に向けて焼肉店オーナー見習いが自身の勉強も兼ねてわかりやすくご説明します!

お肉の流れ

日本でのお肉の流通の概要をまとめた図

お肉の流れを簡単に図示してみました。こちらを元に順に説明していきます。

1.まず生産者が飼育

まず、牛や豚などの生体(生きている状態の動物のこと)を生産者が大切に飼育します。

<豆知識>
餌を与えて体重を増やすことを「肥育」と言います。
ブランド牛、豚などは肥育の期間や肥育する場所の面積など明確な基準があります。

2. 大きくなった生体は「と畜場」で検査。

充分に肥育されて大きくなった生体は、「と畜場」に運ばれてこちらでお肉になります。

この時病気にかかっていないか一頭一頭検査がおこなわれ、健康なものだけがお肉になります。


3. 検査が終わったら「解体」

検査をクリアした生体は、その後解体されお肉になります。
痛みの無いようにガスなどで麻酔を行い、その後熟練した作業者によって解体されます。

<豆知識>
解体するときはまず大まかな部位をチェーンソーなどによって分けたのち、細かな部位を包丁によって分割します。

※お肉は動物の筋肉なので、個体によって骨の位置や筋肉の付き方が異なります。
そのため機械化できず、現在も人の手によって行われています。

4.「食肉卸売市場」で価格が付けられる。

バラバラになったお肉は、食肉卸売市場で値段が付けられます。
値段の付け方には明確な基準があり、よく言われる「A5」などは
こちらの基準に基づいた格付けになります。

5.「卸売業者」や「食肉商社」に買い付けられる

卸売業者や大手食肉商社が買い付け、冷凍庫または冷蔵庫で在庫します。

6.小売店や量販店、外食店の元へ

各店舗からの注文を受け、卸売業者らによってお肉が運ばれます。
その後店舗で適切な加工がされ、消費者のもとに並びます。

以上!まとめると…

日本でのお肉の流通の概要をまとめた図

生産者様から始まり小売店に至るまで、さまざまな方の尽力を経て日々美味しいお肉が手元に届くことがわかります。頂く動物の命だけでなく、従事者の皆さまにも感謝してお肉を頂きたいですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。